Suertes del Marqués(スエルテス・デル・マルケス)

THE WINERY / ワイナリーについて

Suertes del Marqués / スエルテス・デル・マルケス
世界を熱狂させた「火山の上のブルゴーニュ」

カナリア諸島のワイン地図を塗り替えた革命児

2006年、テネリフェ島の北部「オロタバ・ヴァレー」に設立されたこのワイナリーの登場は、まさに事件でした。
それまで「安価なバルクワイン(量り売り)」や「樽の香りが強い濃いワイン」が主流だったこの地で、彼らがリリースしたワインは、驚くほど涼やかで、エレガントで、そしてミネラルに溢れていたからです。

「まるでブルゴーニュのピノ・ノワールのようだ」

世界中の評論家がそう称賛し、瞬く間にパーカーポイント90点台後半を連発するスターダムへと駆け上がりました。
このワイナリーを知ることは、現代のスペインワインの最先端を知ることと同義と言っても過言ではありません。


LOCATION / 産地

大西洋の楽園「テネリフェ島」
リゾートだけではない、知られざる素顔

ダーウィンも憧れた「犬の島」?

アフリカ大陸のモロッコ沖に浮かぶ、スペイン領カナリア諸島。
その中心であるテネリフェ島は、スペイン最高峰のテイデ山(3,718m)を擁する風光明媚な島として知られ、一年を通じてヨーロッパ中からバカンス客が訪れる世界的なリゾート地です。

しかし、この島の魅力はただのビーチリゾートではありません。
意外かもしれませんが、カナリア諸島の名前の由来は「小鳥」ではなく、ラテン語の「犬(Canis)」。「犬の島」という意味なのです。
カナリア諸島自治州の州旗には、カナリア諸島の語源でもある犬が盾を両側から支えている姿が描かれている。

古くから多くの探検家を魅了し、『種の起源』で知られるチャールズ・ダーウィンもこの島に憧れ、上陸するためにスペイン語を猛勉強したという逸話さえ残っています。
そんな歴史あるこの島には、もう一つ、世界が驚く「ワインの宝」が眠っています。


THE MAKER / 作り手と哲学

Jonatan García Lima / ジョナタン・ガルシア

「厚化粧」を落とし、ありのままの島を表現する

ワイナリーのオーナーであり醸造家であるジョナタン・ガルシア氏は、かつてこの地で行われていた「樽で味付けをする」ような厚化粧なワイン造りを完全に否定しました。

「造り手の魂を映し出す “I am Suertes del Marqués”」

彼が実践したのは、徹底的な引き算です。
コンクリートタンクや古樽を使い、野生酵母のみで発酵させることで、火山性土壌由来の「火打ち石のようなミネラル」や、品種本来のフレッシュな果実味をダイレクトに表現しました。

伝統を守る「コルドン・トレンサード」

また、彼は畑の景観を守ることにも情熱を注いでいます。
この地には、ブドウの樹を三つ編みのように長く編み込み、時には10メートル以上にも及ぶ独自の仕立て方法「コルドン・トレンサード(編み込み仕立て)」が存在します。

機械化ができず非効率なこの伝統を「土地のアイデンティティ」として守り抜き、樹齢100年を超える自根の古木から、世界で唯一無二のワインを生み出しています。


THE WINES / 代表ワイン

代表的なワイン

Las Suertes / ラス・スエルテス(赤)

「ワイナリーの魂を宿す、樹齢100年超のトップ・キュヴェ」

ジョナタン・ガルシアが「これこそがスエルテス・デル・マルケスの純粋な象徴」と語る、渾身の赤ワインです。「エル・エスキロン園」の中にある特定の単一区画から収穫される、樹齢100年以上のリスタン・ネグロ種のみを使用。
火山性土壌のミネラル、スパイス、そして赤い果実が調和し、驚くほど涼やかでエレガントな余韻を残します。

Vidonia / ヴィドニア(白)

「火山の上の白ブルゴーニュと称される、白の最高峰」

17世紀にテネリフェワインが海外輸出されていた当時の呼び名「ヴィドニア」を冠した、白のトップ・キュヴェです。
標高の高い3つの特定の区画にある、樹齢100年を超える自根のリスタン・ブランコ種を使用。大樽で熟成されたその味わいは、鋭いキレと塩味を感じるミネラル、そしてリッチなコクを併せ持ち、著名な評論家たちから「まるでシャブリやムルソー(ブルゴーニュの白)のようだ」と絶賛されています。

DATA / データ

  • ワイナリー名: Suertes del Marqués(スエルテス・デル・マルケス)
  • 創設年: 2006年
  • 当主 / 醸造責任者: Jonatan García Lima(ジョナタン・ガルシア・リマ)
  • 本拠地: カナリア諸島 テネリフェ島北部
  • 原産地呼称: D.O. Valle de La Orotava(D.O. バジェ・デ・ラ・オロタバ)
  • 所有畑: 自社畑 約11ha / 契約畑 約15ha(標高350m〜700m)
  • 土壌: 火山性土壌(主に火山岩盤上の粘土質土壌)
  • 栽培方法: コルドン・トレンサード(伝統的な編み込み仕立て)、リュット・レゾネ(減農薬農法)および有機栽培。
  • 醸造スタイル: コンクリートタンクおよびフレンチオーク古樽を使用。全房発酵を多用し、野生酵母のみで発酵させる低介入スタイル。
  • 主な栽培品種: Listán Negro(リスタン・ネグロ)、Listán Blanco(リスタン・ブランコ)
スエルテス・デル・マルケスのおすすめワイン
ワイナリーの哲学を最も色濃く体現する、赤・白のトップ・キュヴェをご紹介します。
Las Suertes / ラス・スエルテス 2019
Las Suertes
ラス・スエルテス|赤
樹齢100年超の単一畑が生む奇跡。
「火山の上のピノ・ノワール」と称される、
エレガントでスモーキーな最高峰キュヴェ。
¥7,000 JPY
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Vidonia / ヴィドニア 2020
Vidonia
ヴィドニア|白
シャブリやムルソーに比肩する白の頂点。
17世紀の歴史的名を冠した、
古木と火山性土壌のミネラルが凝縮した一本。
¥7,000 JPY
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